『永く勤められる病院』の人気傾向変化

『永く勤められる病院』の人気傾向変化

 

 転職活動のためナースパワー東京にご登録されます看護師の皆さんは、それぞれ今後の方向性・ライフスタイルを考えてお仕事を探されております。特に、病院の求人で常勤やパートで探されている場合、求人者側が永くお勤めになってくれるのを願っておりますが、同様に求職者である皆さんも少しでも永く働ける職場が見つかるよう慎重になられている方がほとんどです。自分ががんばっていても、病院自体が閉院してしまったら再度、転職をしないといけないといった失敗は避けて通りたいものです。そのような背景の中、『永く勤められる病院』として人気の傾向が数年前と比べ、変わりつつあるようです。

 以前は、公的病院や準公的病院・一般企業立病院が永く勤められるという点では人気がありました。しかしながら、最近は今あげたような病院を希望されている看護師が減少しているのです。代わりに民間の病院、特に医療法人で多数の事業所を展開されているグループ病院に興味が集中してきております。この傾向はいったいなぜなのでしょうか。日々、沢山の看護師さんと就職活動のご相談を受けていてわかってきました。それは、公的病院や企業立病院が必ずしも安泰経営にいたっているわけではないのが、最近の関東圏で少しづつみられているからです。つまり、閉院・病院経営からの撤退する病院が増えてきているためだったのです。具体的にあげますと、東京都立病院は2008年1月に大々的に発表されました「第二次都立病院改革実行プログラム」では保健医療公社や地方独立行政法人・PFI(民間資金活用による公共施設の運営)への移行を進めており、実際にすでに都立病院ではなくなった病院も皆さんご存知かと思います。また、企業立病院では一見、雇用条件が良い・労働者を大切にしてくれると思われがちですが、企業全体の経営を見て動いておりますので不況や業績不振に一度陥りますと、いくら病院運営が順調に軌道していても経費削減として最初に白羽の矢に立つことになり、企業立病院が年々減ってきているのも周知の事実かと思います。一方で、人気の出てきているグループ病院ですが、閉院はおろか、新たにオープンする病院があるほど漸進しております。昨今の東日本大震災以降、建築法の耐震強度基準が上がった中、これを機にと病院の新築建て直しやリニューアルも病院経営計画の中に含まれて無理なく行われております。また、ひとつの病院が経営不振だとしても、同グループ内で補填をし合えるため閉院にはならないのも永く勤められる安心の理由となっております。このような事実は、なかなか一人で就職活動をしていても気づくことのできない部分かと思いますが、ナースパワーでは長年、看護師を専門に就職転職活動のお手伝いをしているからこそだと自信を持って職員一同取り組んでおります。